このデータベースは、国立民族学博物館名誉教授・端信行の、おもにアフリカ・カメルーン共和国における、1969年から90年代のはじめにかけての、数度にわたる民族学的調査の過程で撮影された約6,500点の写真資料です。
この民族誌調査は、いわゆる"ヤム・ベルト"を求めての旅からはじまり、西アフリカ各地の農村をおとずれた記録といえます。
カメルーン高地の王国は、"ヤム・ベルト"に花ひらいた根栽農耕社会の、ひとつのクライマックスと位置づけることができるでしょう。
このデータベースは、国立民族学博物館名誉教授・端信行の、おもにアフリカ・カメルーン共和国における、1969年から90年代のはじめにかけての、数度にわたる民族学的調査の過程で撮影された約6,500点の写真資料です。
この民族誌調査は、いわゆる"ヤム・ベルト"を求めての旅からはじまり、西アフリカ各地の農村をおとずれた記録といえます。
カメルーン高地の王国は、"ヤム・ベルト"に花ひらいた根栽農耕社会の、ひとつのクライマックスと位置づけることができるでしょう。
1941年7月大阪市生まれ。1961年4月京都大学文学部入学、京都大学探検部に所属。
部顧問の今西錦司、梅棹忠夫等の諸先生にであう。
1963年京都大学アフリカ学術調査(隊長:今西錦司)に学生隊員として参加。
大学院に進み、博士課程の1969年東京外国語大学大サバンナ学術調査(隊長:富川盛道)に参加し、
カメルーンに入りサバンナ農耕民ドゥル族を調査。
同第二次調査(1971年)でウバンギ・コンゴ川をくだる(バンギ~ブラザビル間)。
1974年国立民族学博物館助教授に採用され創設事業に参画、在外研修や資料収集調査に西アフリカ各地を訪れる。
開館後の1978年から物質文化を中心とした組織的なアフリカ調査がはじまり(代表:和田正平)、
数次にわたってカメルーン高地の王制社会の調査や民具資料の収集に従事する。
関連するおもな業績
『サバンナの農民』(中公新書,1981年)
『文化としての経済』(ダイヤモンド社,1986年)
『民族の二〇世紀』(ドメス出版, 2004年)端信行編 などのほか論文多数
暮らしや生産活動、社会制度などの切り口となるキーワードを選びます。
カメルーン共和国の西部州から北西部州にかけての高地地方には、大小数多くの王国がきづかれています。
本データベースでは、おもに北西部州のマンコン、バフツ両王国の事例を紹介しています。
これらの社会では祖霊や死の観念とむすびついた王権と仮面が複雑に発達しているので、を参考に適切なキーワードを選んでください。
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なお、民族名・地域名などの語用については調査当時のものをそのまま生かしています。
このため、現在では不適切と考えられる表現も含まれることを御了承下さい。
また、調査当時、被写体となった方がたに肖像権があるという考え方は、現在のように一般的でありませんでした。
そのため、このデータベースにおける人物写真にはご本人から公開の許諾が得られていないものが含まれています。
この点を含め、この写真コレクションについて、お気づきの点、ご意見などございましたら、こちらよりご連絡いただきますようお願いいたします。
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(50音順) | ||
制作: | 吉田 憲司 | (国立民族学博物館 教授・副館長) |
制作協力: | 富川 盛道[故人] | (東京外国語大学 名誉教授) |
端 信行 | (国立民族学博物館 名誉教授) | |
和田 正平 | (国立民族学博物館 名誉教授) |