大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立民族学博物館 閉じる

日本昔話資料:稲田浩二コレクションデータベース


『日本昔話資料:稲田浩二コレクション』は稲田浩二氏を中心としたグループが日本各地に語り手を訪ね、現地で収録した昔話のコレクションです。1967年から1978年にかけて29道府県で行われた現地調査は、446本のテープ、合計190時間におよぶ録音になりました。この成果は稲田氏を通じて1982年3月民博へ寄贈されました。

民博では稲田氏の監修によりテープの内容を昔話1話ごとに整理して情報カードを作り、音声をデジタル化してデータベースを作成しました。(全データ件数 3696件、そのうち音声データのあるものは3668件)

「概要」については、できるだけ原資料を尊重して採録しています。そのため、現代では不適当とみなされる表現も含まれていることをご了解ください。

なお、昔話の音声は、現時点では館外からお聞きいただけません。民族学資料共同利用窓口へお問い合わせ願います。

●  データ項目について
収録地:収録当時の住所を記載しています。
OWC:『地域・民族分類(OWC)』(Human Relations Area Files, Inc.著 国立民族学博物館訳 1990 国立民族学博物館)に依拠しています。
日本昔話タイプ:『日本昔話通観 28 昔話タイプインデックス』(稲田浩二著 1988 同朋舎)に依拠し、2003年に稲田浩二氏が分類しました。「IT」の記号に続けてタイプ番号とタイプ名を表記しています。(例:IT153;鶴女房)また。一つの昔話タイプに分類できない場合は、次のように表記しています。
複合:複数のタイプが結合している話
例:複合【IT9;穀物盗み】【 IT20;あと隠しの雪】
変形:モチーフ構成の一部モチーフが典型のタイプ構成と異なる話
例:変形【IT857;長い名の子】
参考:一部のモチーフがタイプと重なるが、タイプとは認定しがたい話
例:参考【IT386;猫檀家】
断片:構成が不完全で、タイプとして認定しがたい話
例:断片【IT82;鼠の浄土】
欠落:録音の都合などで話の一部が欠落している話
例:欠落【IT188;おぎん・こぎん】
 *:伝説、世間話、うたなど、昔話とは認定できないもの
例:*世間話
話型分類:『日本昔話大成 11 資料編』「1 昔話の型」(関敬吾著 1978 角川書店)に依拠し、「TA」の記号に続けて表記しています。(例:TA. 鮎は剃刀)
●  データベースご利用にあたっての注意
●  著作権について
このデータベースの著作権は国立民族学博物館にあります。無断で転載・複製などを行うことはできません。。
●  制作スタッフ
●  お問い合わせ